永田町レポート 
≪このコーナーは、政界の情報公開の一端として始めました。 意識して客観的に書いておりますが、私自身が”評論家”とならぬよう肝に銘じています。≫
14−07−23 辻元補選は肥田議員の再出馬か
14−03−14 スキャンダル国会に?
14−03−07 宗男自爆テロ
13−11−29 遠心力 12−12−26 1万円割れも想定する自民党
13−10−30 最近の話 12−12−20 自民党を見習うべき?
13−10−11 山崎さんへの恩返し 12−12−19 鳩山発言と横路発言
13−10−04 外相はほんとに言ったのか 12−12−15 来年に持ち上がる中選挙区復活論
13−06−21 これから噂される比例の候補 12−12−11 静岡県知事選挙について
13−04−26 小泉新総理誕生 12−12−11 インパクトなき掲載写真
13−04−19 石原新党の噂いまだ消えず 12−12−07 前日に消えていた真紀子入閣
13−04−18 真紀子議員 逆ギレ!? 12−12−05 派閥領袖全員取り込み内閣
13−04−17 橋本不人気はあのひとことのせい 12−12−01 緊急事態法制について
13−04−10 小泉派閥離脱は森派生き残りの野望 12−12−01 死刑制度について
13−03−31 うわさされる三者会談 12−11−29 外形標準課税に反対
13−03−16 何しにいくのか森総理の訪米、訪ロ 12−11−28 人事を巡って与党内そぞろ
13−03−12 玄人筋で浮上の柳沢総理説 12−11−27 松浪議員の水掛は確信犯
13−03−09 森総理退陣 12−11−22 森総理フォーカス掲載見送りの情報
13−03−07 森はまだ辞めるとは言っていない! 12−11−21 取引も無く加藤氏完全敗北
13−02−28 内閣不信任案早ければ2日に提出 12−11−20 19:00 囁かれる加藤氏救済策
13−02−16 参議院の大物いよいよ逮捕 12−11−20 13:00 本日夕刻に不信任案提出
13−02−15 森退陣はいつ? 12−11−17 内閣不信任案可決は全く読めず
13−02−06 反響少ない白川新党 12−11−16 焦点はもはやポスト森
13−01−30 3月政変?駆け巡る噂 12−11−15 武村正義氏出馬か
13−01−17 村上氏の役職辞任は検察への従順の意 12−11−14 加藤紘一氏の発言について
13−01−12 原油価格高騰の追い打ち?



平成14年7月23日

辻元補選は肥田議員の再出馬か

 辻元前代議士の辞職にともなう大阪10区の補欠選挙に2年前の選挙で出馬、 小選挙区で落選し比例区で返り咲いた肥田美代子衆院議員の辞職、出馬が濃厚になりつつある。

 肥田氏は「議員を辞めてまた出馬は有権者から理解されない」と難色を示し、菅直人幹事長の息子出馬が検討されていたが、 ここへきて「いま言われている選挙区以外に補選の可能性があと2つ」あり、その際には惜敗率で比例復活の民主党現職議員が 「その際には議員辞職して出馬する」と明言しており、その先鞭をつけたいとの党の方針が固まりつつある。

 補欠選挙に新人候補を立て当選すれば、比例での復活当選と議員をそのままにして、補欠選挙に新人候補を立てて当選すれば、 次回選挙での立候補者調整が難航するという現実がある。党では比例単独候補を無くす大原則を決めており、それに沿った結果である。




平成14年3月14日

スキャンダル国会に?

 宗男問題の後に加藤紘一・自民党元幹事長の疑惑や複数の自民党議員を巡る疑惑も浮上の見通し。

 さきの“永田町レポート”にも書いたが、今日のある報道によれば宗男氏は官邸に「俺は何でも知っている」と脅しの電話を入れ、 離党勧告に従わず除名処分など強行措置が取られた場合、与党と小泉政権は「ほっといたら何をするか判らない」と“宗男自爆テロ”にビビリまくっている。
 
 展開次第では次々に政権内部の疑惑暴露などに拡大する可能性もあり、「金融国会」「雇用対策国会」であった今国会は、 「スキャンダル国会」になる気配が濃厚。

 昨日、党若手の集まりでも今後の政局が議題になったが民主党としては臆することなく自治労元幹部、鹿野道彦・元党副代表の喚問も行うべき、という意見で一致した。

 私どもこそ身内、支援団体だからといって曖昧にするのではなく、旧態依然の自民党的錬金術、 既得権益化した労組の不透明なカネの問題に毅然と決着をつけなければならない。


平成14年3月7日

宗男自爆テロ

  鈴木宗男氏の周辺に疑惑が噴出。来週にも民主党がタンザニア、ケニアにODA疑惑調査に議員を派遣するなど 疑惑解明にむけ全力を挙げている。包囲網が狭まり、一連の疑惑報道でウンザリしている自民党内だが、党内では「離党でも辞職でもなんでもいいから早く退場して欲しい」 (官邸担当記者)のがホンネ。
 
そして与党内で恐れられているのが「自分と小泉で“真紀子追い落とし”を合作したのに、小泉総理は自分を裏切った」(同)と宗男氏が暴露すること。 田中前外相が舌鋒鋭く小泉内閣攻撃に転じたのも「自分を利用して総理になったのに、追い落とす時は自分の手を汚さず、鈴木宗男を使った」ことが判ったからで、 怒りは収まりそうにない。
 
真紀子氏、宗男氏と利用したどちらにも冷たくなった小泉総理はしっぺ返しを恐れ、 「宗男氏が週刊誌に“真紀子更迭すべてを話そう”などと自爆テロ的に真相を告白されることをおびえている」(同)という。


平成13年11月29日

遠心力

ナショナル 3段洗法
 全自動遠心力洗濯機

   参議院でも明日の本会議採決で造反が起こりそうだ。円より子・参院政審会長はすでに反対を表明して役職辞任の表明をしている。 また大橋巨泉氏が来週の週刊紙上で”辞表“を出すとの話もある。いずれにせよ党の亀裂は大きくなりそうだ。

 すでに1月の党大会で前倒しで党首選挙を求める声も上がり始め、旧社会党系は特定の党首候補の票読みをしたとの話も流れる。 求心力より遠心力が働き始めていることは間違いない。






平成13年10月30日

最近の話

 国債の30兆円枠を守ることを生命線としている小泉内閣に対し、「30兆円にこだわるべきではない」と強く迫る公明・保守党。
 「景気回復優先」を口実にする両党や自民党内の勢力に対し、 “公約をやぶることはできない”と譲らぬ小泉総理が激高。
  10月半ばの政府与党連絡会議で机をバンバン叩いて、声を荒げ、罵倒された両党は冷め切ってしまった。

 某党党首などは、「小泉氏がどうなろうと知ったことか。今後経済がどんなになっても知らない。好き勝手にやれば」とはき捨てるように言った (通信社記者)、という。

 この冷却した関係をとらえてか、小泉総理は「民主党の協力を得られるように」とテロ特措法、選挙制度改革の問題に及ぶと “民主党”を名指ししている事が「かなりアセリはじめている」証拠という。

 また中選挙区導入への世論は厳しく、公明党がのぞむ選挙制度改革は「公明党が独自で法案を提出して、審議未了で決着」との観測が広がる中、 その場合は山崎拓幹事長のクビを差し出すことで自民党がお詫びの意を表そうという説がある。

 もともと一年前の「加藤の乱」で造反した人間が幹事長になったということで、求心力に乏しく、自民党内の恨みも深い。
 そこで、「出来もしない約束を公明党にしてしまった。公党に対しての非礼を詫びる」として、 もともと別の宗教団体から強い支持を受けて創価学会とは距離のある山崎氏の幹事長解任をこの際にやってしまおうという思惑。 後任に公明党と橋本派の納得する人物が「連立の強化」ということで後任幹事長として収まれば、小泉政権の人気は急落するであろう。

 政治関係者やマスコミ幹部などは一様に「来年の通常国会で大きな政局を向かえる」とみており、いくつかの火種が大きくなりつつある。


平成13年10月11日

山崎さんへの恩返し

 本日からテロ特別委員会から総括質問に入る。 きょう11日、12日と小泉総理も出席しての与野党の質疑、13日は土曜日だが参考人質疑が予定されている。

 マスコミ的に言えば、加藤紘一元幹事長が委員長に就任し、例の事件以来、初の表舞台だが、 ここで造反劇をともに演じた山崎拓氏が幹事長となり、そのときの借りを今回は返す番。

 19日までに法案成立を目指す与党側の意向を受けた加藤委員長だが「 安全保障問題に与野党対立はよろしくない 」 との持論をもつ加藤氏は、本来ならじっくり審議したいが、造反の盟友、山崎幹事長からのたっての願いであれば、その借りとのはかりの上で悩むことになる。


平成13年10月4日

外相はほんとに言ったのか

 田中外相が、天皇陛下に奏上した際、 「 小泉総理の悪口をあれこれ言った 」との話題が昨日あたりから急浮上しているが、 私の知り合いのマスコミ関係者も「 官邸筋の人間から聞いた。 新大使認証式の際、普通は数分しか奏上できないのに1時間近くもあらゆることを奏上した 」 との内容であったそうだ。

 その内容がどういうものであったか知る由はないが、いずれにせよこの話の出所が政府中枢という事が、 何らかの意図としか思えない。 天皇陛下に奏上した内容を漏らしたことでかつては“ 天皇の政治利用 ”ということでクビが飛んだ大臣もいた。 政府中枢から更迭の引き金となるような動きがあること自体、おのずとその先が見えている。 


平成13年6月21日



 大仁田厚だ、舛添要一だ、と名前が上がり、今日夕方には月亭可朝が出馬表明(自由連合)するらしい。 そのほか二院クラブが青島幸男・前都知事に比例区からの出馬を要請し、青島氏は検討中という。 民主党では菅幹事長が25日から訪米し大橋巨泉氏に会うが、その進展はまったく見えない。
 
 自民党では最終局面にきて地方で根強い人気の元スポーツ選手擁立を模索している(全国紙記者)といわれ、 神様、仏様の稲尾様や「ナニワの春団治」川藤氏等の名がちらほらしている。 女優の宮崎美子氏らをくどいて失敗した自民党だが小泉体制ならいけると自薦他薦の“著名”候補が次々挙がっているらしい。


平成13年4月26日

 本日午後一時から衆議院本会議が開かれ、首班指名選挙が行われた。

投票はボール紙でできた投票用紙に、首班候補の名(自民党なら小泉、民主党なら鳩山)と自分の名を書いて投票する。 自分の名を記した木札をもって登壇し、壇上の投票箱に投票する。ちなみに今日、森総理(まだその時点では総理)は木札を忘れて、 壇上から引き返す失態を演じ、失笑をかっていた。 最後に目立とうとしてわざとやったのか、と囁かれたが、定かではない。

ちなみに民主党と統一会派を組んでいる無所属クラブの中田宏、三村申吾の両氏が「小泉純一郎」に投票した。 また離党した田中甲氏は自身の名を、川田悦子、徳田虎雄氏も自分の名を書いた。


 平成13年4月19日

  東京都庁の職員のあいだで 「石原知事はそろそろやめることを考えているのではないか」  という声が広がっているらしい。 長期的な展望に立たず指示を出している事がその根拠らしい。 最近、石原氏は 「自民党も民主党もなくなるよ」  との発言を繰り返し、自民党総裁選挙の結果しだいでは自民党都議が脱党することが現実味を帯びてきている、などの一連の動きと符号する。

  また候補者として、息子で俳優の石原良純氏の名が急浮上しており、家族をつづった 「石原家の人々」 の緊急出版や日本テレビ  “おしゃれ関係” への親子出演などがその布石と思われている。

  現実になった場合、都市議員の緊急避難的新党では全国的なブームとならず、知事を “腰掛け” にして2年でやめた、 とかえって批判されることになる。  それだけに知事のまま党首を兼務する可能性も指摘され、いずれにせよ自民党総裁選での結果で流動的状況が予想される。


 平成13年4月18日

 総裁選の小泉候補の応援で 「百兆円の借金作って、カブ持ち上げて、プッツンして死んじゃった小渕さん。自業自得よ」  と発言して、亡くなった人への冒涜だ、と自民党執行部から厳しく責任追及された田中真紀子議員だが、 きょう18日から 「小泉さんに迷惑をかけてはいけないから」 と応援を自粛する声明を出した。

 が、真相は 「あれは言いすぎじゃないのか」 と小泉氏がいさめたことに  “逆ギレ” してしまったことが、「どうやら真相のようだ」(雑誌記者)。

 小泉、真紀子両議員の演説会は交通マヒが発生するほどの人気だったが、最大の目玉弁士が欠けた小泉陣営にマスコミもややクールダウン。 吉と出るか凶と出るか。






 平成13年4月17日

 総裁選挙を巡って、各マスコミが各候補の人気調査や陣営の胸算用を紹介しているが、橋本氏が悲しいかな人気が無い。

 政治通以外では無名の「麻生氏」、下品で政策めちゃくちゃの亀井氏の不人気は予想されるが、 “再登板”のハンディを割り引いても、小泉に人気投票でダブルスコアでは本人のいらいらは募るばかり。

 その不人気の理由のひとつには“加藤政局”の際、「ネコがフライパンであぶり殺されるようにやっつける」 と言ったとか言わないとか報じられたことも起因している。

 「よくぞこんな残酷な日本語が出てくるもんだ」とその人間性が疑われていることである。

平成13年4月10日

 きょうの朝刊各紙に「小泉氏派閥を離脱して、総裁選に出馬」との見出しがおどっていた。

 小泉氏は 「いまさら派閥などというものではないでしょう。日本を良くするためには、立ち上がらなければいけない」と言っているが、 これは建前で「小泉氏が派閥を出る>森氏が森派の領袖に戻る>小泉氏が総裁選で負けても森派は非主流派にはならない>派閥均衡内閣の場合は森氏入閣」  ということを想定しての予防線。

 自民党内のオキテでは 「総裁選挙に出馬して敗れた派閥は非主流派への転落」 を意味する。つまり小泉氏が出馬して、 総裁選で敗北し、森派丸ごと冷遇されるよりは、「小泉氏が負けても森派は主流派」であるための保険である。
 森氏は 「橋本も宮沢も再入閣している。自分もまだやりたい、と周辺にもらしている」 (民主党幹部) とのことで、 “やりのこした教育改革” を挙げて、文部科学大臣にでもなったらブラックジョークだ。

 いずれにしても国より党、党よりも派閥、の自民党の論理がどんどんまかりとうる。



 平成13年3月31日
石原都知事、参院選出馬説は亀井氏の妄言か

 夕刊紙のおどろおどろしい見出しでおなじみの「石原新党」。 浜渦副知事の東京選挙区出馬説に続いて、 都知事本人の参院選出馬も報じられている。 元同じ福田派で、「永田町で一番近い政治家」と本人が言って回っている亀井静香政調会長が火の元である。  待望論の根強い石原都知事との近さを触れ回ることで存在感を示したい亀井氏だが、本人への評価は、 「次の総理が誰であれ、ことさら政策的に批判の多い同氏を政調会長からはずして欲しい」 という官僚や若手からの“陳情”があとを断たず、執行部も辟易しているという。

 役職が無くなってしまえば、世代交代と共に影響力は消滅していく。それを恐れて、 「自身の存在を誇示するため、自民党参院選敗北のあとのキーマン・石原都知事との一体化をとにかく売り物にしようとしている」(政治部記者)


 平成13年3月23日


マスコミ関係者の間で「 うちが直接取材した訳ではないが、知っていても、どのマスコミも絶対書けないらしいんだけど…」と噂 が飛び交っているのが、野中前幹事長、池田大作SGI会長、渡辺恒雄・読売新聞社主の三者会談。 この話は桜井よしこ氏がどこかで書いている、との話としても広められている。

内容は「 次の選挙は、公明党の悲願であり、自民党延命のため、絶対復活させたい中選挙区制に戻すことで三者が合意した。 総理は中選挙区復活を条件に、野中氏が責任もって後継総理を決める。 そのため公明党は、自民党を参院選地方区で重点的に支援し、世論を読売新聞がリードすることで聖教新聞の印刷を これまでのM紙系列の印刷所から、読売新聞社系の印刷所に切り替える」という内容。
真偽のほどは定かではないが、内外の新聞と雑誌記者が同じようなことを口にしている。

 私は昨年暮れに「中選挙区復活」が議論の俎上にのぼる、と書いたが、ますます信憑性を帯びて伝えられ始めた。



平成13年3月16日


   森総理は18日に日本を発ち、19日にブッシュ大統領と会い日米首脳会談を行う。アメリカの政府高官から「時間の無駄」とまで言われながら、 “日米同時株安”と“えひめ丸引き上げ”を議題に会談する。アメリカにしても“えひめ丸”の負い目があるのでセレモニーと判っていても時間を割いた。 まさに森総理のセンチメンタルジャーニー(傷心旅行)のためである。

反面こんな話も囁かれている。
 それは、実は訪米は早くに決まっていたが、総理退陣の流れを作りたい橋本派が森総理延命のための外交日程をいれさせないよう、 訪米をセットできぬよう外務省に圧力をかけ、業を煮やした森総理周辺が官邸から、 直接ワシントンの日本大使館や民間ルートを使って首脳会談にこぎつけた、というもの。

 ロシア訪問もイルクーツクに、森氏の父親の骨が分骨されていることが理由だが、かつての超大国のもう片方の首脳にも会って 「総理大臣の重み」を満喫していただこうという花道サービス以外のなにものでもない。とにかく今回の外遊は税金の無駄。ひどすぎる。



 平成13年3月12日



  「参議院選挙前の自民党総裁選実施、森総理不出馬」によって、 事実上の辞意表明をさせられた森総理だが、後継総理をめぐっての綱引きは白熱している。

 小泉氏や野中氏、橋本氏の再登板など、連日、報道がやかましいが、これはこれで ”自民党の多彩な顔ぶれ” を新聞やTVが垂れ流すのだから、自民党にとってはたいへんな宣伝。 森氏の退陣さえ決まれば、あとは連日の報道による与党情報の洪水となり、残念ながらその情報量、宣伝量は野党の及ぶところではない。

さてそんな中で、連日名の挙がる小泉氏、野中氏はダミーで、こうした一連の「政局で選ばれた総理」ではなく、 意外や意外、マーケット関係者に評価の高い柳沢伯夫・金融再生委員長(静岡3区)を、緊急避難的に選出し、経済通と呼ばれる議員や民間人を登用した布陣で固めた 「政策で選ばれた総理」 の ”経済再生内閣” で参議院選挙を乗り切ろう、という案が浮上している。

 同氏の選出ならば 「政局的談合」 で生まれた総理、との批判を避けられ、株価対策・経済再生を大義に、 派手さも期待感も面白みもないが、実直な実務者内閣のイメージで 「評価のしようもないので、しばらくの間やらせてみよう」 という国民の評価になりうる。

 いずれにしても、「竹下退陣のあと、宇野外務大臣を後継総理にし、就任しばらく( 指3本で辞めるまで )は国民も評価しようがない人物なら参院選まで乗り切れる」 と読んだ当時の執行部の発想よりは、大義がつけやすい。小渕、森というあまり知的でなく賢くなさそうな二代の総理から、 ガラリとイメージを変える戦法の公算大だ。





 平成13年3月9日

森総理の退陣表明が、いよいよ明日になった。13日の党大会前の退陣表明が大前提で与党内調整が進み、 11日の日曜日が「新聞休刊日」で、月曜朝刊が休刊となるため、あす土曜日が“森退陣”の表明となった。

 現在、退陣の文言が作成されているが、以前から書いているように森総理は本当は辞めたくない。 中川官房長官の辞任は、個人的事情、辞任した額賀経済大臣はそもそも橋本派の入閣要請、KSD も外務省機密費疑惑も総理就任以前からのことで、「なんでもかんでもなんで俺のせいなんだ」が本音。

しかし「中国の古いことわざに・・」と言って日本のことわざを自慢げに紹介したり、江沢民と毛沢東を間違えたり、 総理になる心構えが無く、氏のあらゆる教養や素養の欠如が最後は命取りとなった。




 平成13年3月7日

今朝の朝日新聞が書いた「森総理が辞意をもらす」という、かなりかき飛ばした記事に、 各社夕刊がこぞっておっかけ記事を書くなど騒然となったが、事実は
  1)森総理自身は辞めるとは言っていないし、その気は無い!

  2) 有力といわれる小泉氏は周辺から 「名前が上がっているうちが花」 といわれ、 悩んでいるが自身が参院選に勝つためだけの 『使い捨て』 になってしまうことを恐れている。  公明党などが 「自民党の解党的出直し」 といいつづけるが、解党的出直しイコール小泉総理待望論のこと。

  3) 野中総理誕生の折には、公明のみならず社民党にも “中選挙区復活” をにおわせて政局運営の協力をとりつけさせる。  (もちろん水面下での協力)。 土井党首は、絶対にこれまでも、護憲派の野中の悪口を言っていない。  気脈は通じており55年体制の復活か?)

 4) どちらにしても自民党には積極的に出たい、さしたい次の総理候補がおらず、 12年前の史上最低の支持率で参院選前に退陣した竹下内閣の後継政権を参考に予想外の総理候補もひそかに練っている ・・・とのこと。

 森総理自身は「なんで俺ばかり悪く言われるんだ。不信任否決は信任ということだろう」と、連日の退陣報道に 「一日でも長くその座にいて、みんな(森おろし派)を困らせてやれ」と子供めいた意地を貫いている。

平成13年3月1日 村上氏の逮捕を受けて、昨日も書いたように「森総理誕生の5人組の一人が村上氏」という“大義”で、 内閣不信任案を直ちに提出したい民主党と、その他野党の足並みが揃っていない。

  この理由は、ポスト森を巡って「時間がたてばたつほど、自民党内が野中擁立と小泉擁立で二極化し分裂する。 その時が狙い目だ」と思い込み、社民、共産党両党に対し小沢氏周辺が執拗に根回しをしているからといわれる。 民主党内では「時間がたてばたつほどポスト森が固まり、新内閣の顔ぶれも含めて自民は結束する。 参議院選挙を目前に衆議院議員が離脱するなどという可能性はなく、分裂という都合のいいシナリオなど絶対にない」というのが意見の主流。

昨日、加藤・山崎両氏の対応が注目されると書いたが、森氏が今日から進退について言及しており、いまさら不信任案提出は遅かりし、の感もある。




平成13年2月28日


   村上元労働大臣の証人喚問が今日28日に終わり、「証言拒否」を繰り返したことで疑惑はいっそう深まり、あとは司直がいつ入るかの展開となる。 「早ければ今日のうちにも逮捕」とささやかれ、マスコミはいかなる状況でも対応できるよう、カメラを東京地検など関係各所に張り巡らせており、 記者たちは「今日中の逮捕を前提に」野党幹部らのコメント取りに追われている。

昨年4月、小渕後継として、村上氏も含めたいわゆる「5人組」が森総理を密室で決めたとして、 野党4党は早ければ2日の朝にも内閣不信任案を提出することを検討している。ここで注目されるのは、昨年11月に造反劇を起こした加藤紘一、 山崎拓氏両氏の対応。森退陣のあとは、かってのYKK小泉氏が総理就任有力であり、小泉内閣になれば自分達も復権できると見通しており、 「今回の不信任案には同調、欠席をせず、否決に回る」(大手新聞記者)とのこと。

  3ヶ月前には同調も辞さなかった加藤氏が、今回不信任案否決となれば自己矛盾を起こすことになり、加藤氏の政治生命にトドメをさす。 同氏周辺は、不信任案提出の時期をやっきになって探っており、森氏の辞意表明が間に合わなければ、加藤氏は短い時間のうちにまた態度を決めなければならない





 平成13年2月16日

 潜水艦事故への対応から“森退陣”が既成事実化する中で注目がそがれているが、KSD事件で検察が慎重に狙っていた 参議院の大物への逮捕許諾請求(国会開会中のため、院の許可が必要)が政治日程に上がってきた。国会界隈の記者たちもその許諾請求の時期を探っており、 その時期は今月いっぱい、早ければ来週の後半といわれている。本日付の朝日新聞に事務所運営費を出してもらっていたことが報道されたが、 こうした周辺事実が今後もリークされて社会面を飾るに違いない。

 また森総理が事故当日、ゴルフを一緒にしていたメンバーにもかってのスキャンダルがらみで名が出た政治関係者がいたと言われ、 これも近く噴出する。とにかく森総理は抱えきれない程の汚名・不祥事・スキャンダルと一緒に辞めさせられる事となる。




 平成13年2月15日
森退陣はいつ?

 潜水艦事故の対応を巡って、今更ながらにその資質を問われている森首相。 もはや「いつ辞めるのか」だけが国会界隈での焦点となっている。

 昨日、公明党の冬柴幹事長が「もうやめるべき」と発言したことが、市場に好意的に捉えられて、株価が200円上がったことが 「最大の株価対策は森退陣」を証拠づける結果となった。その後、冬柴氏は懸命に否定して回ったが、もはや流れは止められない。

 あとは後継総理だが、小泉カードを使って参議院選挙に負けた場合、来るべき衆議院総選挙の顔を失う、という危機感が漂う。 マスコミ筋では“野中暫定総理”も取りざたされるが「悪の自民党」のイメージが強すぎ、可能性は少ないだろう。

  いずれにしてもすべてのスキャンダルを森氏がしょって、予算成立と引き換えに今月後半からか3月はじめに退陣という決着になるだろう。 本人は辞めたくないが、周りはどんどん既成事実を作り始めている。




平成13年2月6日
反響少ない白川新党


   前衆議院議員白川勝彦氏が、今夏の参議院選挙に向けて2月5日、新党を結成したが、永田町での反応はほとんどない。 本来は昨年の11月ごろに立ち上げる予定だったが、“加藤政局”の勃発によって立ち上げのタイミングを遅らせざるをえなかった。 マスコミ各社も当時から関心を持っており、新宗連サイドにも昨年から意向は伝えられていた。

 白川氏が所属している加藤派の加藤紘一氏が「参加も連携もない」と即座に断言したことで新党のインパクトは消滅、 加藤シンパの多い某大手紙の記者らも「ビッグネームが連なる可能性もなく、白川氏のみが一議席得られる程度では・・」 とさめた目で見ている。村山政権誕生の際に気脈を通じあった当時の議員に声をかけているといわれ、 北海道知事選にも出た伊東秀子元代議士らがとりざたされている。





 平成13年1月30日
3月政変?駆け巡る噂

次々に出てくるKSDスキャンダルに野党サイドは血気盛んで、「リクルート事件以上のたいへんな国会になる」通常国会がいよいよ 31日から始まる。 こうした状況下から派生して幾つかの噂が駆け巡っており、事実確認に走っている政治部記者や社会部記者は 「あと数ヶ月で何が起きてもおかしくない」としている。


ひとつはKSDマネーがかなり高いところにいる幹部(派閥領袖)に5000万円単位で流れているという情報(民主党幹部筋 )で、1月29日から飛び交い始めた。そんなことになれば間違いなく森内閣は木っ端微塵。そうすれば後任はかねてから伝えているとおり、小泉元郵政大臣か。

もうひとつは、なりを潜めている加藤元幹事長が、新年度予算に賛成せず今度こそ離党のハラを固めたというもの。 反加藤グループが31日に旗揚げをするが、「加藤氏は引き抜きを阻止せず、防戦体制もとっていない」(大手政治部記者)と言われ、 まるで自民党内での生き残りに関心がないのでは、と勘ぐられている。 現在のところ加藤氏のもとに残るのは10名ぐらいとされ、支持者の手前、反加藤グループにいけず、 かといって離党覚悟で加藤氏の派に残ることもできない若手がおり、どちらにも属さない中間派として生き残りを模索しているらしい。






 平成13年1月17日
村上氏の役職辞任は検察への従順の意

村上正邦参議院議員の秘書であった小山孝雄議員の逮捕にあわせて参議院議員会長の職を辞職した参議院のドン、 村上氏だが、この電光石火・早業の辞任劇は「もうポストも手放し、実力者といわれた自分でなくなることによって、事実上の失脚」 (官邸担当記者)を示すことによって、捜査の進展を防ぐ狙いと言われている。

 地検担当記者によれば、「村上氏に捜査が及ぶ可能性は現段階ではないのでは」とのことだが、 一方、額賀大臣への献金は官房副長官時代に小渕総理の施政方針演説にモノ作りを織り込んだことへの謝礼の意味では、と社会部記者が探っている。



平成13年1月12日

  株価が下がりつづける日本市場が、経済の先行きに深刻な影響を与えているが、ここへきて2月以降の原油価格高騰の観測も根強く、 私が中東にパイプを持つ人間から独自の情報として仕入れたところによれば、原油高騰の可能性は高く、アメリカ新政権はさらなる景気後退につながりかねない 原油価格高騰を回避する為にやっきになっているという。日本の森総理は 「もうじきクビになるかもしれないのでやってきました」  と目的もわからない 『アフリカ漫遊の旅』 に出てご満悦の様子だが、政府専用機を中東に予定外に差し向けてでも、情勢把握に努めるべきではないだろうか。 いずれにせよ日本国内では株価のみが注目されているが、世界同時不況の引き金ともなりかねない原油価格に神経を尖らす必要があり、 私たち民主党も先行きの情報収集と対応を早速検討している。


 平成12年12月26日


 12月20日、大蔵原案が発表された当日に1年9ヶ月ぶりに1万4000円台を割り込んだ株価だが、自民党内では「景気拡大型」予算を組んだだけに 大きなショックを受けている。福田官房長官はアメリカ・ナスダック市場でのネット・バブルの減速に連動したとコメントしたが、 “従来型予算を、市場が不信任”したことは打撃であった。

 さまざまな要因はここでは省くとして、自民党内では「年明けに株価は持ち直すが、2月、3月にはさらなる下落」という見方もあり、 最悪の場合、1万円を割り込んだ時のシュミレーションもされているという。株価の低迷と内閣支持率はリンクするだけに、 森内閣と自民党には恐ろしいシナリオが待っている。



平成12年12月20日


 民主党の鳩山代表の発言が党内で物議をかもしているという報道がされているが、鳩山氏に近い若手議員からも困惑の声が広がり、 代表自身の考え方は尊重するが、党内のコンセンサスでない突出した発言をいさめる声も多い。反面で各政党出身者が集まった民主党だけに 『民主党の中での議論と言うのは、この世に存在する大方の意見が集約されたもの』という、ある意味で、自民党から社会党までのすべての フィルターをとおってできたもの、と私は納得している。

 現在、党内で検討されている緊急事態法制についてもさまざまな角度から議論がされているが、 意見の相違にムキになる議員同士もいないわけではない。「かつて社民党と政権を維持した自民党を見習うべき」と何でも飲み込んでしまう自民党の、 よく言えば“懐の広さ”、悪く言えば“でたらめさ”を評価する声もある。

 私は民主党の党内路線の違いについて聞かれた時、こう云わせていただく。 「加藤氏と森氏ほどは距離が離れてはいない」。



平成12年12月19日

 わが党の鳩山代表の憲法改正発言をめぐって横路副代表が『これ以上発言を続けるなら代表を降りてもらう』 と函館市内で発言したことによって、“民主党内の路線対立”と連日報道されている。鳩山代表が以前、サンデープロジェクトで小沢一郎氏と出演した際、 田原総一郎氏の質問に答える形で集団的自衛権に触れて波紋を呼んだ。

 しかし集団的自衛権と集団的安全保障を混同して伝えてしまい、民主党内にも突出した発言という危惧はある。 私自身もその前後の発言がわからず、一概に否定はできないが、「憲法改正」は国家的目的があってそのため憲法を変えなければいけない、 という議論でなければならない。例えばドイツの憲法では環境権が明記されており、現憲法には明記されていない権利として新たに付加するということで 議論が行われなければならない。首相公選制度もまたしかりである。

 また鳩山代表が「台湾海峡有事の際に、日本は後方支援だけでいいのか」と発言したことについても、 その内容をどの時点での発言か私は知らないが、軍事的共同行動を念頭においた発言であるなら、現憲法に抵触する問題であり、 真意を確かめなければならない。
たとえ問題提起であっても党代表の発言は一議員の発言より重いと言うことを代表に認識してもらわなければならない。



 平成12年12月15日


 10月に行われた国勢調査の速報が今月後半にも出る。 次期総選挙で負けられぬ与党は水面下で、この結果を受けて「 一票の格差 」を大儀に自民党の弱い都市部を複数定数の中選挙区に変更して民主党の独占を崩し、自民党の強い地方で小選挙区を維持するという またも与党に有利な選挙制度をぶち上げようとしている。

 そもそも公明党が連立に加わった絶対条件には「将来の中選挙区復活 」を自民党に約束させた、 との観測は根強くある。 大臣経験者といえども落選する小選挙区の怖さを6月の選挙で実感した自民党にとって、一時の世論の批判を浴びようと生き残りをかけた、 参議院非拘束名簿式導入につづく、政権維持だけを目的にした選挙制度改悪を、早ければ通常国会早々にぶち上げ、「 小選挙区では天下国家を考える政治家が出にくい 」など世論操作もあわせて行われる可能性が高い。

 ダイナミックな政権交代のためにも民主党は絶対にこれを阻止する。



平成12年12月11日


 本日11日、民主党県連に対し、石川嘉延県知事から三選出馬にあたって推薦依頼がありました。

民主党県連では15日に行われる常任幹事会で取り扱いを協議しますが、知事の財政再建への取り組みとその中で静岡空港建設の問題は、当然大きな議論となります。

 静岡空港については私も県議会時代に明政会(民社系)、平成会に所属し、当時の斎藤県知事、石川現知事の与党として当然、空港関連予算に賛成し、 空港開港による海外も含めた観光客の増大をアピールして空港促進の一翼を担っておりました。

 しかし現在、県債残高は年間予算を遥かに超えて膨らんでおり、県財政と補助金を出している国の財政の圧迫、 下方修正された需要見込が達成されなかった場合の運営負担など、県連として県知事と率直に話し合わなければならないと思います。

 私の支持者からも「品川新駅完成で羽田までますますアクセスが良くなるのに必要ない」 「公共事業削減を訴える民主党の対応を注目している」あるいは「ここまで作ってしまった以上、 完成させてコミューター空港や緊急時の代替空港として運営する可能性を残した方がいいのでは」など、さまざまなご意見を頂いています。 県連代表として幹事会の意見集約を判断しなければなりませんが、空港に対する私の姿勢は事業を「凍結」して今一度、需要見込のやり直しからスタートするべきだと、訴えます。



平成12年12月11日


 本日発売の週刊現代に、森総理がその筋の人間と取った5年前の写真が掲載された。

 これで森のクビが飛ぶ、とサブタイトルがつけられてはいるが、戦々恐々としていた官邸周辺や自民党関係者の間には 「 当初想像していたほどではなかった 」 と安堵の声が上がっている。 以前このホームぺージでも伝えたが、当初は 「 フォーカス 」 誌といわれていた。 この話題の出元は、ある右翼団体のホームぺージに 「 森総理の写真がある 」 と紹介されたことから憶測や情報収集が広がった。

 この情報が駆け巡った時期はちょうど加藤政局の頃で、本当に森内閣を潰すためなら、その時期に表沙汰にするべきであったし、 臨時国会が終了して内閣改造も終わり、野党幹部が外遊で不在というこの時期になぜ、といぶかる声も多い。

 本日2時から野党の国会対策委員長会談が行われ、この問題の事実確認のため閉会中審査を要求しているが、 写真の内容は食事中のスナップや北新地のクラブでのツーショットであり、記事の内容もインパクトがなく、 第二弾のネタも存在しないと言われている。追及の場を設けても逃げ切られる可能性が高い。


平成12年12月 7日


 組閣当日の報道番組で、各社が田中真紀子氏の一日をドキュメンタリーで追っていた。組閣前日に古賀誠幹事長から 「 これだけ楯突いた真紀子氏を入閣させるなら自分も幹事長をやめる 」 と森総理に談判したことで、総理も、入閣に最もこだわっていた小泉氏 ( 森派会長 ) も断念し、実は組閣前日に真紀子氏入閣は無くなっていた。

 また真紀子氏が最近政権批判をトーンダウンさせていることで様々な憶測を呼び、入閣待望と同時に、 参議院選挙へのくら替え、長男の衆議院出馬への検討が自民党内で真剣に論議されていると言う。

 この点については後日改めて触れることにする。


平成12年12月5日


 本日午後、第二次森内閣の組閣が行われた。
 橋本元総理大臣の行革担当特命大臣をはじめ、宮沢元総理の財務大臣、河野洋平氏 ( 元自民党総裁 ) の外務大臣再任という、自民党総裁経験者が3人も入閣する、異例の布陣となった。 また高村元外務大臣 ( 旧河本派リーダー) の法務大臣入閣など、各派閥の「長」を取り込み、森氏の生き残りをかけた、つまり 「 森政権を批判することはあなた方の派閥のリーダーを否定することだ 」 として、党内批判を許さないための組閣人事だった。

 橋本元総理も、野中氏の力だけが目立った今回の加藤政局で、派閥の領袖としての存在が薄くなってきたことへの焦りを 行革実績で帳消しにしたいという功名心と、あわせてポスト森の総理再登板を野心にもっての受諾とされる。

 話題の田中真紀子氏は、首相官邸に自ら入閣要請に足を運んだものの、希望ポスト ( 文部科学大臣か? ) がなく、断念したという。

 いずれにしても、派閥均衡順送り内閣で、森総理の「 なにがなんでも生き残りたい内閣 」であり、新鮮味はない。かって行革に失敗して辞任した橋本氏の登場にマーケット関係者からは失望の声もはやあがっている。



平成12年12月1日
 


  民主党では万々が一の日本有事の際や、大規模災害、テロ、原子力事故などが起こった場合に 指揮、命令系統や自衛隊の役割、地方自治体のあり方など緊急事態時の法整備を検討している。

  いわゆる 『 有事立法 』 と同義語であるが、 『 有事立法 』 というときわめて軍国主義的で、いつか来た道を繰り返す危険性をはらんだニュアンスのように思われているが、 「 戦争をするための法律 」 ではなく、平和を求めていかに外交努力をしても、ある ”ならず者” の国が日本を極めて危険な状況に追い込んだ時に、だれが 『 緊急事態 』 を認定・宣言するのか、その際には自衛隊はどのような指揮・命令系統のもとで動くのか、 国民生活にはいかなる制約があるのか、などを検討している。

  「 朝鮮半島も雪解けに向っている今なぜ 」 などの意見も伺い、目下の最優先政治課題ではないことも承知しているが、大きな事態が起きたときに、この際だからだと ”超法規的” 発動がなされ、結果、行動の自由などの基本的人権が著しく侵害することを危惧し、 平時の時だからこそ冷静にあらゆる可能性を検討していかなければならないと思う。

  当然のことながら、人が人を殺めるような戦争、侵略、紛争は人類の英知を結集し地球上から無くさなければならない。 しかしあらゆる可能性を排除せず考えておくことは政治の責任であると思う。




平成12年12月1日


8人もの人間を殺害し、6年前に死刑判決が確定した勝田清孝被告ら3人の死刑囚に対し、11月30日に死刑が執行されました。

なぜ6年前に判決が確定しながら、今日まで執行されなかったかという疑問を抱いた方も多いと思います。

死刑執行の最終責任者は法務大臣で、この執行については、刑事訴訟法により6ヵ月以内に執行することが規定されており、 再審請求や恩赦に相当する事由があるかどうか慎重に判断した上、法務大臣の最終判断が下ります。

しかし、歴代の法務大臣が死刑執行をためらっていたのも事実であり、こうした事が執行の長期化につながったことも事実です。 かって 「 自分は僧侶だから死刑執行はしない 」 などといった法務大臣もいましたが、それなら法務大臣を受けるべきではなかったと言わせていただきます。 私は死刑肯定論者ですが、死刑制度是非の論議があることは充分承知しております。 もちろん、冤罪事件など絶対にあってはなりませんし、捜査当局も裁判所も、罪の認定は慎重でなければなりません。 しかし確定したことを執行しないということは別の問題です。



平成12年11月29日


加藤政局の陰に隠れて、報道の扱いは小さいものであったが、自治省が検討している外形標準課税(都道府県税)に各種団体から導入反対の声が上がっている。

これまで行政サービスを受けながら赤字企業ということで税を免れてきた現在の課税制度を解消することを目的としており、 大企業(資本金1億円以上、約3万社)は2002年4月1日から、中小企業(役240万社)は2004年4月1日から適用したい意向で、 当面、中小零細企業には軽減措置を取るとしているが、従来のバラマキ財政で肥大化した赤字財政のツケを中小・零細企業に負担させることには反対をする。

かねてから訴えているように、蛇口が緩んだまま、いくら水を汲んでも意味が無いのと同様に、まずは徹底した行政改革の断行が必要。 12月4日の民主党静岡県連常任幹事会では反対決議をする予定。



平成12年11月28日


12月1日で今臨時国会は閉会となるが、その後の内閣改造、与党内人事を巡って与党議員の気はそぞろとなっている。

報道されている通り、クーデター未遂になった加藤、山崎派からの入閣、党幹部承認は見送られる公算で、 反加藤を公言した堀内光雄元通産大臣の総務会長就任の可能性など、論功行賞を含めた”当然の報復人事”となる。

国民的注目の高い田中真紀子氏の次期入閣の可能性は高く、環境省初代大臣や無任所での入閣(生活・暮らし担当相など) が囁かれているが、現在ヒトケタ支持率(FNN調査)の森氏にとっては延命のため内閣支持率アップに向けたなりふり構わない組閣・人事を 断行するとやっきになっている。失言癖含むその資質からいつ倒されてもおかしくない森氏だけに、各派閥は自派のエースを 送り込んで共同責任をかぶってはかなわない、との計算も働いている。



平成12年11月27日


保守党の松浪議員が去る11月20日の不信任案への反対討論の途中、民主党席の細野ごうし議員や津川しょうご議員 に向かって水差しの水を投げかけたことから本日午後3時からの懲罰委員会にかかる。

懲罰委員会の開催は平成6年に山口敏男議員が予算委員会で水を掛けて以来で、メンバーは法案を審議する通常の常任委員会と 違いめったに開かれないことから各党の党首クラスが委員を占めており、ちなみに自民党は加藤紘一、山崎拓
民主党は鳩山、菅、羽田氏ら。

懲罰は軽い順に、 本会議場での戒告 → 本会議場での陳謝 → 登院停止 ( 30日間 ) → 議員除名 となっており、今回は登院停止の処分が濃厚と見られるが、最も強硬に 重い処罰を求めているのが松浪氏が以前に所属した自由党で、かつて小沢側近といいながら最後は保守党に参加した松浪氏への憎悪は強い。

「 ”ちょんまげ野郎” といわれたことに腹を立てた 」 と言っているが、そもそもちょんまげをトレードマークとしている同氏が腹を立てたのは筋違いであり、 怒気を含みながら演説台に向かった同氏の口調から 「 何かを起そうとしている 」気配は当初から議場で感じられていた。




平成12年11月22日


加藤氏が 「 国民の声を代弁する 」 等といいながら、敵前逃亡を決めたことで、氏の周辺には敗北感が漂っている。 昨日の衆議院本会議で補正予算案の採決に出席した加藤氏の目は遠くを見つめ、 異次元の世界をさまよっていた。 いずれにせよ加藤氏は内閣改造など政局の節目の表舞台から当分の間謹慎せざるを得ないだろう。

さて、 不信任案が否決されたことで一応信任されたことになる森内閣はしばらく続くが、永田町界隈では 今週発売のフォーカスに 森総理が ” その筋の人 ” と一緒に写っている写真が掲載されるとの情報が駆け巡ったが、今週号にはそれらしきものはなく、一説には 『 森辞任と見通し、今回は掲載を見送った 』 との話も。 このネタの真偽を国会関係の記者は注目している。 これ以外にも森総理の幹事長時代のしょうむないスキャンダルを血眼になってマスコミの一部が追っており、この方については、いつもこうした話題が付きまとってる。




平成12年11月21日


一貫して私は冷めたトーンで今回の政局を伝えてきましたが、欠席戦術への突然の方向転換というぶざまな撤退で幕を下ろした今回の結果は、 自ずと有権者から判断されることとなります。

これから彼がいかなる正論を言っても、説得力と信頼を失った氏への政治的期待感は喪失していかざるを得ないでしょう。

結果として 「加藤氏が自民党を割ることなど有り得ない」だろうことを前提に、この永田町レポートで状況をお伝えしてきました。
その理由は、 1) かつての政治改革政変と違い、若手を中心とする周辺に熱がなく、民主党や自由党党首小沢氏周辺には、なんら接触がなかった、 2 ) 主流派は 『 自民党の野党転落阻止 』 を最優先としてシナリオを書いていた。 … などがあげられますが、致命的だったことは、前日のテレビ討論番組『 サンデープロジェクト 』で、「 総理は今回は難しい 」 などと加藤氏自身が発言してしまい 離党覚悟 > 政界再編 > 非自民連立政権の首班 ・・ という決意までしていた純情な加藤派山崎派議員の気持ちが冷めたことです。
今回の撤退劇には、除名をのがれ、お咎めなしであいまいに決着つけることで白旗をあげ 「 森退陣などの条件もなにもなく 」 ( 加藤周辺議員 ) 、野中氏の力の前に敗れ去った加藤氏には失うものばかりだけで何も得るもののなかった政局でした。


※参考 ( 本日依頼された産経新聞アンケートに対するわたなべ周の回答 )

1、不信任案が否決されたことをどう思うか。
残念ながら当初の与党内同意者が欠席戦術に転換したことで否決され残念。
国民の支持を失っている政権は早く終わらせなければ、と強い責任を感じる。

2、加藤派の対応をどう思うか
「 自民党 」 という”知恵”による決着。 政治家の言動の軽さ、責任のなさが、更なる政治不信になることを危惧している。
政治改革政変の時のような ( 私は当事者ではなかったが ) 熱は当初から感じられず、政界再編につながるような覚悟が加藤氏にあるとは思えなかった。

3、政治は今後、どのように変わっていくべきか
今回の結果で、自民党内改革ということは不可能と分かった。 ある世論調査では 「 自民中心の連立政権 」 よりも 「 民主中心の連立政権 」 のほうが期待が高い。 小沢氏との連携をも含めて次の選挙に向けた野党連立政権構想を発表するなど対自民党戦略を立ち上げ、構造改革の具体策を確立していく。
以上。




平成12年11月20日 午後7時


午後9時から始まる本日の衆議本会議では、野党四党による不信任案提出を受け、野党が提案理由を説明、 続いて与党・野党双方から反対・賛成の討論が行われたのち、午後11時前後には記名採決となる。

19人中18人が不信任案に賛成する、といわれる山崎派の結束に比べ、加藤派は、氏に反対する宮沢・池田氏を中心とするグループが 午後5時に立ち上がるなど足元が揺らいでおり、不信任案の行方は賛成 ( 同調 ) 33人程度、欠席 10人程度で否決されそうな気配。

除名処分といわれた加藤氏だが、いまだその動きはなく、『 挙党一致 』 の名の元に ソフトランディングの気配が濃厚で、明日以降、加藤氏を含めた不信任案賛同者にペナルティーを与えながらも 党分裂を防ぐか、与党内で善後策が密かに練られている。

結果として、 確信犯として一役買った小泉氏を含めた 「 YKKによるサル芝居 」 ( ある与党若手議員 ) に終わる可能性も依然根強くある。あと数時間で結論は出る。





平成12年11月20日 午後1:00


加藤・山崎派と主流派の 『 最終決着 』 が激しさを増す中、 補正予算の審議最終局面で不信任案が提出 ( 午後5時45分ほどをメド ) されることとなった。 昨日の民放、NHK各社の討論番組で 「 森総理が退陣確約するなら、不信任案には同調しない 」 と野中氏に言ってしまった加藤氏の ”覚悟のブレ” が、賛否を決めかねているグレーゾーンの議員にどう影響を与えるかが読めず、 国会内外は変わらず騒然としている。 20日昼の段階では 「 2票差で不信任案は否決される 」 など主流派の切り崩しが功を奏している気配だ。

不信任案採決は、本日 午後9時開会予定の本会議で上程され、ただちに記名採決が行われる。 可決の場合は内閣総辞職 もしくは 10日以内の衆議院解散となり、大平内閣の場合は3日後に解散、宮沢内閣の場合はその日のうちに解散となっている。

水面下では解散の可能性も取り沙汰されており、 「 12月24日のクリスマスイブ投票なら投票率も低く、自民党には有利。公明党も24日投票ならOK 」 という話もささやかれている。( 続報は随時 )



平成12年11月17日


民主党をはじめとする野党は、17日から全議員に禁足令 ( 緊急事態に即時対応できるよう国会周辺での待機 ) を出し、不信任案提出のタイミングを伺っている。 内閣不信任案は、いかなる法案にも優先して採決されるため、補正予算審議の行く末も見極め、今国会は緊迫し始めた。

加藤氏を中心とする非主流派は 『 不信任案賛成の同調者は確保した 』 といい、否決を目指す主流派は 『 加藤派、山崎派の切り崩しは進んでいる 』 と自信を持ち、与野党の若手議員を中心にそれぞれのパイプで情報収集を続けているが、その数は可決当日にならなければ予測不可能だ。 可決・否決のいずれにせよ僅差になると思われるが、その後の展開はまだ読めない。いずれにせよ昨日書いたようなシナリオが有力になると思われる。



平成12年11月16日


ブルネイへ向かう森総理の後ろ姿に哀愁を感じたのは私だけではない。 当日の本会議で答弁する総理には覇気が感じられず、与党席からの拍手も数人という異常な光景。 おそらくなんらかの予感を総理は感じたに違いない。 連日報道されるように永田町の焦点は次期自民党総裁、総理大臣となっている。

加藤氏の主張はあくまでも森政権が駄目なのであって、 ひとことも自公保政権がダメ、 と言っているのではない。 今後の展開は小泉元厚生大臣を本命に、 要請を受けた小泉氏が 『 総理を引き受ける条件は加藤氏も含めた挙党体制と構造改革 』 といって受諾条件を出し、将来の加藤政権への布石も視野に入れる・・・と推測される。

いずれにしても現在の自民党の体質では誰が総理になっても構造転換はできず、その結果はおのずと来夏の参議院選挙で答えが出る。



平成12年11月15日
村正義氏出馬か

本日付の朝刊各誌にも掲載されたが、同氏が比例区からの出馬を検討している。4年前の『 排除の論理 』から鳩山現民主党党首とたもとを分かっていた同氏だが、今年8月に鳩山氏が入党を要請。 参議院滋賀補欠選挙で共闘したこともあり、出馬を検討していたとみられる。また14日、第二次公認候補として高見裕一元さきがけ代議士の参議院比例区出馬も決定した。

非拘束比例区での出馬は最大48人まで。今後も民主党では比例区、地方区での擁立を鋭意すすめる。




平成12年11月14日

加藤紘一氏の発言について

『 内閣不信任案賛成もありうる 』 として倒閣姿勢を鮮明にした加藤氏の動向に対して、週明けの永田町周辺では、与野党を巻き込んで様々な憶測が流れています。

永田町的怪文書も出回り、今回の騒動は「小泉政権誕生」への序章というシナリオもまことしやかに流れています。

例えば、森辞任 > 主流派は小泉氏を擁立 > 総裁選挙で加藤氏敗北 > 盟友小泉総理を支えるための副総理・財務大臣で入閣 > いずれ禅譲……のためのデキレースというシナリオ。
あるいは 橋本派中心の自公保連立では構造改革は進まない > 本当に腹をくくり民主、自由も含めた政界再編……という大政局転換も考えている、という見方まで様々です。

私は 『 このままでは日本が壊れていく、国際社会から消えていく 』 と訴える加藤氏が本気で構造改革を唱え、国民に辛いことも言いながら政権の大きな転換を決意しているのであれば、 20世紀の日本政治史を締めくくる偉業として、野党も含めた政界再編をおこすべき最後のチャンスと思います。 もしポスト目当ての条件闘争であるならば、自ずと有権者が判断をすることと思います。